白い蛇

時々、通る道なのですが...

ふと呼ばれているような気がして振り向いたら、そこには神社がありました。

何度も通っているのに、気がつきませんでした。

少しずつ調べていたら、そこは、イザナミさまが祀られているそうですが、その右なのか？後ろあたりに水天宮があるそうです。

水天宮と彫られた石と、真っ赤な鳥居と真っ赤な祠。

その神様は近所の二宮神社（スサノオさん）のお姉さんなんだそうです。

この地区に伝わっている昔話で、ある年の春に雨が多くて近くの川の水位が高かったそうです。

そんな時に、火事がおこり、社に燃え移りそうになった時に、ここの神様が弟（スサノオさん）の所へ非難したそうなのですが...

川の水位は高く、白い大蛇になって泳いで渡ったそうなんです。

☆

ある年の夏、私は庭でバラに水をあげていました。

ふと、ガサっと音がするので見ると真っ白い蛇がいました。

その蛇には黄金色の模様がありました。

めずらしいし良く見たいと思って、近づいたら、ものすごいスピードで逃げました。

私の家の周辺では蛇が多いのですが、白い蛇を見たのは、その時が初めてでした。

この白い蛇が神様かどうかは分かりませんが、不思議に優雅で美しかったです。