復元力 [★...日記]
以前、職場で私の母くらいの年代のかたに、災害について打ち明けられたことがあります。
その方は、地震があったらどうしよう?とか、嵐がきたらどうしよう?と思ってしまうタイプなんだそうです。
実は、私は雷がごろごろ〜と鳴る音が好きでしたし、ぴかぴか光る夜空に車でドライブしたいと思っているタイプだったので、答えるのがたいへんでしたが、ひとつ答えてみました。
それは、どんな事があっても助かってしまう人がいる....という事です。
すると、その先輩はホッとしたようにラクになったわぁ...と言いました。
☆
心の持ち方だと思います。
これから、大きな地震が来て崩壊していくと聞いても、うちの母親だったら絶対に、「やっと死ぬ事ができる。」と喜ぶかもしれません。
それは、大きな事故や病気を何度も経験し、今も透析を受けているからです。
何度も、救急車に乗り、「お母さんは今日が峠だよ。」と言われたことが何度もあります。
それでも、必死に心の中のどん底まで落ちて行くと、あとは昇っていくだけになるんですね。
それを何度も経験したので、今日、寝る時に「無事に過ごせて感謝します。」という気持ちになります。
私がずっと、看病してきたので、私が自由になることもできないことを気にしていました。
☆
この地球は、幸せと不幸がシーソーのように両天秤にあり、その中間にバランスよく立っている感じだと思います。
少しかたむけば、不幸になり、また次の日は、幸福を味わうかもしれません。
でも、経験してしまうと、不幸を経験するからこそ、幸福が実感出来ます。
失ってはじめて、涙がでないほど、愛していたことに気がついたりします。
そして、自分はこの地球の旅人であり、学ばせていただいたことに気がつきます。
☆
なにかあっても、必ず立ち直る時がきます。
人間には復元力があります。
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もちろん、これから、災害は起こってくるかもしれませんが、みんな一緒に経験します。
そして、みんな一緒に乗り越えます。
あとで、きっと笑い合える日がきます。
...だから、きっと大丈夫です。
2011-04-07 05:00
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