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twinkleちゃんの結婚する人は? [★...日記]

今でこそ、こっくりさんは危険なので絶対にしてはいけないと誰もが知っていますが、私が子供の頃は誰もしらずに遊びだと思っていました。

これは、そんな思い出です。

小学生の高学年になった時に、こっくりさんが流行りはじめました。

みんな質問をしても鉛筆が動かないことが多いのですが、ある時誰かが「twinkleちゃんは将来誰と結婚するんですか?」と聞きました。

すると、動かなかった鉛筆が動き始め、幼稚園から一緒だったNくんの名前がでました。

N君もわたしもお互い顔を見合わせ、意外な組み合わせに驚きました。

放課後、友人が一緒にこっくりさんをしようと誘ってきました。

教室には私たち2人きりです。

急に私は背筋がぞぞっとしました。そして、教室のドアのくもりガラスにくっきりと黒い人影が....。

嫌な予感がしたので、「別の日にしようよ...。」と言うと人影が消えました。

違う話になって、数分後教室のドアが開きました。

担任の先生が「あれ?まだいたの?もう遅いから帰りなさい。」と言い、私たちは帰りました。

その時気がついたのですが、窓ガラスの黒い人影と実際の人間の人影では見え方が違いました。

こっくりさんをして遊んでいた友人は、時々、言っていることが大きく違っていたり、感情のみだれがあったりとだんだん気があわなくなりました。

部屋の中に風が急に吹いてきたり物音がしたり、物が落ちたり、なんとなく怖いね。。。と気がついたからです。

それから、私はみんながこっくりさんをしようと言っても参加しませんでした。

元々、見ているだけで実際にはしていませんでした。

高校生になったある日、担任の先生が「みなさんにお願いです。こっくりさんだけはしないでください....」と言いました。

危険である事を先生は説明しました。


先日、地元のスーパーで買い物をしました。

すると、幼稚園の頃のN君にそっくりの男の子がいました。

「...あっNくん。。。」懐かしくなりました。

ふとその男の子はNくんのお母さんにそっくりなお父さんに手をつないでもらって去って行きました。

Nくんのお母さんはいつまでも若い...と思ってしばらくしたら、それは、お母さんではなくNくん、そのものだったと気がつきました....。

恐ろしい程、親子は似るものだと実感しました。

こっくりさんは、はずれました。

それは、N君は私ではない人と結婚したからです...。

そして、N君は、すっかり私を忘れていました...。



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